くしゃみ大好き!

くしゃみにとらわれたある男の半生を綴る

とうとう見つけた!

(だいぶ更新が開いてしまいました。怠け症というか熱しやすく冷めやすいタイプなので気長に待っていただければと思います。)
 大学時代、研究室に入ってインターネットで「くしゃみ」と「鼻」を検索する毎日。ほかの学生もいるので誰も居ない研究室に来てはエロサイトをアクセスするようにこっそりと探していた。鼻フェチサイトは当時は(というか今でも)鼻責め、ノーズプレイばかりで自分にはあまり興味のないものだったが、それでもいくつかは散見された(一回鼻を検索してて先輩に見つかったことがあり、ちょっと気まずかった思い出・・)。くしゃみに関するサイトは当然だがなかなか見つからなかった。くしゃみと入力すれば何かしら検索されたとは思う。あまり覚えていない。
 それならばと英語で「sneeze」と入力し海外を探してみた。そしてそこを見つけたのだ。
 SNEEZING GIRLS
 今でも奇跡的にあるこのサイト。ここが当時私が最初に見つけた「くしゃみフェチ」のサイトだった。明確にフェチとは書いていない。単にくしゃみが好きな人だったかもしれない。しかし中にあるコンテンツは、くしゃみの画像、動画、そしてくしゃみを題材にした短編小説など、くしゃみフェチの人間からしてみればずっと望んでいたものだった。
 嬉しいことにくしゃみ関連のサイトは一つではなかった。くしゃみサイトは当時アメリカでどんどん増えつつあり、アメリカでフェチの1分野として確立しつつあったと思う。掲示板やチャットも存在し、つたない英語で外国の人たちと沢山話した。そしてこの会話の中で"fetish"という言葉が出てきた。私と同じくしゃみに対し性的興奮を覚える人たちだったのだ。世界でこんな趣味を持つ人間は自分ひとりだという思いから解放された瞬間であった。自分はひとりではなかったのだと。
 海外のくしゃみフェチで特徴的なのは、上記のように短編小説を書く人たちが多かったことである。これも読んでいくとなかなか興奮してくる内容であり、辞書を引いては必死に読んでいた。画像、動画も確かにあったが、テレビや演技でのくしゃみがほとんどであり、生の本当のくしゃみ(英語で言うとreal sneeze、ちなみに偽のくしゃみはfake sneeze)はほとんどなかった。くしゃみ小説を書く人が多かったのはこのような背景があったからかもしれない。
 何はともあれようやく見つけたくしゃみサイト。それは生来のくしゃみフェチであるがゆえに普通のエロサイトでは満足できない自分にとって初めて対面する本当の「アダルトコンテンツ」だった。皆さんも想像してみてください。エロ関連で思春期に入ってから「見たい見たい」と思いながら20歳になっても見れなかった、それがようやく見れた。そりゃもう私の人生の中でも大感動の出来事だったのです。